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若者の力を借りる~助けてもらう~

若者の力を借りる~助けてもらう~

『おてつたび』というサービスを使って若者に発信してもらうということをしています。【「ないものねだり」ではなく「あるものえばり」】でも書いていますのでこちらも読まれていない方は是非!

『おてつたび』で若者に来てもらい発信してもらう事で「ウチとまち」を知ってもらうのが目的です。知らない人へ届けると言うよりも「届いていない、届けたい人へ届ける」が目的なのです。将来の仲間へ届けたいのです。全国での建設業の就業者数は毎年8万人~9万人減少しています。

そして端である場所から顕著に現れます。浦河町で言うと2000年から2020年の20年間で人口は16,634人から12,074人と27.4%減に対して建設業就業者数は2,507人から1,096人と56.2%減となっています。人口よりも倍の速さで建設業就業者は減っています。見方を変えると「仕事はある!」と言えます。肌感覚でも仕事は有り余っている状態です。それは今後も拍車がかかっていきます。浦河における大工さんは現在約50名いますが50歳以下は16人です。故に10年で20名程度なるでしょう。同様に工務店としても現在11社いますが後継者がいなくて、65歳以上の経営者は7名なので5年程度で4社となってしまいます。イエづくりにおいては他の専門業者も必要ですが、その専門業者においても左官工や建築板金工はレッドリスト(絶滅危惧種)です。もしこの地域からいなくなれば都市部である苫小牧や帯広、札幌から来てもらう事になります。そうなると出張旅費がかかることでお客さんに負担が増になります。もしかすると将来的には全国的にも不足していくのである程度まとまった工事量でなくては来てはくれなくなってしまうかも知れません。そうなると強風で屋根が剥がれたや雨漏りがするなど緊急時に対応ができなくなります。それは『イエに関する困りごと解決』がされなくなっていく事へとつながります。言いかえると「すみにくく」なっていきます。これは地方であればあるほど顕著だと思います。都市部から2時間以上かかる『陸の孤島』であるこの地域においては徐々に現れてきています。

イエづくりはまちのこし

私たち建築にたずさわる者としては、私たちがいなくなることは地域の衰退を早めてしまうことになる。という自負が必要だと思います。それがなくては同業者がいなくなることは仕事がある!と喜んで自分が飯を食えるだけの仕事をしてゆけば良い。という「今だけ、俺だけ、金だけ」となってしまいます。それは存在意義(パーパス)があるのかと問いたい。企業とは「顧客や市場からの満足を獲得し、永続的に成長し続けるなかで社会的な責任を果たすこと」とあります。社会的責任とは「サービスを社会に送り出す責任や自らを健全に運用する責任」があります。この健全に運用する責任というのが『続ける』という意味であると感じます。続ける事というのは永続的に『イエに関する困りごと解決』というサービスを送り出すにもつながります。時勢によってこのサービスは変化します。だからこそ続けていく必要があります。そして続けるためには若者に選ばれなくてはいけません。お客さんとしても職人としても!そのためには自分達も若者目線を知らずにはどう変化が必要かがわかりません。

『不易流行』

いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。を大切にして変化していく事を若者たちに教えてもらっているのです。

浦河町から
全ての人の人生を 豊かにする仕事を

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