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学びの旅〜飯塚豊の工務店設計塾を終えて1〜
- 新建ハウジング主催の第6回飯塚豊の工務店設計塾の最終講評と永田昌民さんの自邸、相羽建設社長宅(永田昌民さん設計)、相羽建設社員宅(家具デザイナー小泉誠さん設計)の見学をさせてもらいました。
まずは講評。全6回の最終の課題は長野で八ヶ岳から北アルプス、富士山が眺望できる元農地。そして講義の最後に講師である丸山弾さんのセカンドハウス!という事でコンセプトを練りなおしてプランしました。
当初ウチの設計担当葛西とそれぞれで考えたプランを破棄した上で取り入れるものを選定して、丸山さんというパーソナルをこの6回の塾で知った部分を最大限考慮して計画し直しました。
講評の際にプランの説明をするのですが、これまでの説明ではプランの配置や個々の部屋の使い方を説明していたが、丸山さんというクライアントが目の前にいるのだからどんなコンセプトであるかについてに重きをおいて説明しました。
なんかこれまでよりは軽い指摘であったと感じたのですが、賞にはかからずでした。屋根の掛け方であったり、全体のボリューム。あともう少し苦慮した跡を残せるのが良いかな…苦慮しているがでない。軽やかさが良いと思うのだけど。
塾全体を通してウチの課題として今考えられるのは
① 小さくまとめる。
② おおらかさの表現方法
- ③ 多くの事例の収集
と考えます。
① 小さくまとめる
やはり普通にプランすると30坪は裕に超えてしまうが、他の受講生の方々は以内に収めつつ空間が豊かに感じる。講義の中であったグリッドの枠から脱するだとか、空間とは物と物の間だとか、視界(ヌケ)の広がりや多方向だとか、ポリバレントな場の要素を意識していかなくてはならない。
② おおらかさの表現方法
良い場所を居間とする配置についてはまず問題にならなかっと思うので、その空間を豊かにと思いプランしていても伝わらなかったと感じる。それは空間の表現なのかと考える。先ほども出た空間とは物と物の間である事。明→暗→明やハレ→ケ→ハレである事。光がなくては影がないという事。ここかな。大地感というキーワードもいただいたので明文化してプランに落とし込みたい。
環境を包含してるプランとして、理解できるようなプランの描き方、表現方法なのかな。まずは環境デザイン講義/内藤廣、木造住宅パーフェクト図集/丸山弾に深く目を通すことから始めます。
③ 多くの事例の収集
講評では毎回毎回かなりの事例を提示してもらう。飯塚さん、丸山さんはすごい量の事例がインプットされておりそれを比較しながらプランされている。たぶん上手な設計との差はそこなのだと思う。解き方。知識のストックとの照合による最適解かどうかの問答。本当にこれで良いか逡巡が大事であるが即日設計では寝かせることもできないので初手が大切。その案を練り込むということに時間を使わなくてはいけない。実際も同じだな。まずは今回教示いただいたエリック・グンナール・アスプルンド。ピーター・ズントーも興味深いのでできるところから。
と、思うところを記述しておくことで備忘録としてのブログではありますが、ここから変わる。その記録として。
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