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ウチが計画するのは建物ではない!
ウチでは建物ではなく住まう人の生活に沿って敷地全体を計画しています。
浦河町だけでなく北海道の大半のイエには塀や生垣で囲まれてアプローチがあるイエってあまりないです。しかし道外を旅行などすると古いイエであれば必ずあります。更に最近は全国の名だたる工務店や建築家がつくるイエを見ると外構工事(造園工事)をしっかりとやっています。
暮らしは壁までなのか、外までなのかという違いです。居間から見える景色を心地よいものとするために視界の抜けるように窓を設けます。しかし周辺環境を考慮していないイエは通行する人や隣から丸見えとなってしまうような計画をしているのを見かけます。そうなるとレースのカーテンを閉めっぱなしとなり、壁の内側までの空間となってしまいます。なので大きなイエが必要となってしまうと感じています。
しかし外の景色がよく、他人の目線が気にならないように塀や樹木を設ける事でレースのカーテンが必要なくなれば、外まで目線がヌケて空間として広さを感じます。そうなると必要最低限のイエでよくなります。
イエの外側をどのように考えるのか?が根本的に異なる思考なのだと感じます。それは住まい方に通じています。
住まうとは住み続ける事。住むとは生活する。生活するとは暮らす事。暮らすとは日が暮れるまで時間を過ごす。日々を送る事。とあります。住まう、住み続ける、生活をし続けるには隣近所との関係性は大切です。隣近所との関係性が悪い状態であると周りの目を気にしながら生活を送らざるを得ません。なぜなら関係性が悪い状態→歪み合っていると考えると何かしら癪に触るものです。そしてマイナスのイメージとなってしまいます。だからイエの中だけで暮らします。イエの中だけで暮らすと狭く、週末や休みとなるとどこかへ出かけるとなります。イエがストレスのかかる場所となります。それは帰りたい場所とは異なり、帰る場所なだけです。入れ替え可能でもあります。
ウチが目指す『帰る場所』は『帰りたい場所』となるようにと考えています。だから敷地を計画する事で隣近所からの視界を気にしなくとも心地よい場をつくります。イエの中からだけでなく隣からも同様となります。壁しか見えない場所は極力つくらない。そういう気配りとイエづくり中のコミュニケーションで近所との接点をつくり関係性をつくることもイエづくりのひとつです。
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