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学びの旅〜マナビフェス〜
初参加。主催の「ひとさじのこと」の南さんより「絶対合うから参加して」とお声かけいただき、参加しました。マナビフェスは基本「ひとさじのこと」でブランディングコンサルを受けた方のフォローアップとして開催し始めたようなのですが、今回は僕以外にもコンサル外の方々も参加されていたようです。
今回のマナビフェスでは、福島県郡山市の八光建設さんのマンションリノベモデルハウスとホテリ・アアルト見学がメインです。八光建設さんは地元のゼネコンで公共から住宅部門まで幅広く経営されている会社。マンションリノベは設計がマンションリノベの第一人者である小谷和也さん。ホテリ・アアルトは建築家益子義弘さんの設計によるリノベされたホテルで、八光建設さんが経営もしている。
マンションリノベモデルハウスは延べ床面積59.4m2と極小ながら回遊動線となっており、とても豊かなリビング・ダイニングであったり、障子の使い方や縁側的な中間領域、玄関ドアの内戸など8月に講義を聞いてどんな?と思っていたものを実際に体感できて、どう自社物件へ落とし込むかを思案。
こんなにも小さなイエを体感できたのは貴重な経験であり、設計にきっちりと生かしていく!
八光建設の宗像常務のセミナーを本社セミナールームで受講。本当多角的に経営されていて尊敬します。
宗像さんのスライドで「情報が集まってくるような形をつくる」的な話があり、マルシェや奨学金など色々な仕掛けでにより形つくっているのだと感じました。それは地域に根差して経営していく上で大切と感じました。更にその身体的共有により共通認識が多くなり、理念浸透へとつながっている。
地域に寄与する活動と生業をどうくっつけるか?それをシナジーさせていけると最幸だとも感じました。
ホテリ・アアルトは貸し切りで全部屋を見ることから始まった。各部屋バラバラの構成。使うもの、ディテールをシンプルかつ一緒にする事で一体感があるが、各部屋に個性があり面白い。勉強になる。リノベなので柱や梁をずらす事ができないので、さりげない隠し方が随所に見られる。
夕食から二次会へと移行するのだが、普通に泊まっても飲み物はすべて料金に含まれているというシステム(そんなのあるって知りませんでした)。色々なお酒をいただきながら、とても美味しい夕食をいただきました。色々な話ができてここでもマナビがあります。経営の課題は場所や規模で異なる部分がありますが、ヒントや新しい気づきが自身の視野・視座を間違いなく広げる。交流は研鑽であり、リンクとシェアでできない事はなくなるを実感します。
二次会でも色々な方々と話をして、あっという間に時は過ぎ、有志で部屋のみ三次会。
2日目は朝7時半より朝食。とても美味しい朝食。ついつい食べ過ぎてしまう。その後8時半まで各部屋視察。やはり外の景色が見える状況で体感するのもまた別。窓への対峙の仕方、居心地の良い場所のつくり方がより鮮明になります。
8時半からは少し離れたところにあるアアルト・ロッジへ。こちらは1棟貸切の別荘。小さいながらもとても居心地の良い空間。特にベランダがよかった。色々とやろうと思いできていない部分を魅力的にされているのを体感できてマナビになります。
その後ははじまりの美術館へ。ここは建築家・竹原義二さん設計の蔵を回収した障害者の方の作品展示場。ちょうど展覧会もされていました。この蔵は改装する寸前に東日本大震災に見舞われ半壊してしまったのだが、再建した。なんと言っても全長33m!もある大きな梁が芯となっている。迫力があります。また随所に大工さんの技が見られる素敵な建築でした。
展示も素敵で時間いっぱい回って見ていました。
昼食を挟んで最終は小谷さんの講義。
8月の「飯塚豊先生の設計塾」にも聞いたがそれ以外にも色々聞かせてもらった。特にエネルギーを使わないであったり、終の住処として可変性を意識するなどはウチでも思想として掲げているけど、地域工務店こそ、そこを意識して材料選定含め設計していく事がハウスメーカーとの明確な違いを打ち出す事ができると思うので、「あたりまえ」化されていけばと考えます。
今回は本当に濃密かつ貴重な時間を27名の受講者と運営・講師の方々と共有できて感謝します。釿始の方々とも多く知り合えて更に広がりを感じます。この広がりを自社の成果へとつなげることが来年は確実に行わなくてはいけない!
そう心にする今回のマナビの旅でした!
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