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学びの旅〜鹿児島・シンケン2〜
2年前に初めて訪れて今年1月と今回の計3回。毎回見せていただく家はどこもワクワクする。居心地が良い場所があちこちにあり、いつまでもいたい。帰る際には『名残惜しい』と思う家ばかりだ。そんな家の住人は『早く家に帰りたい』と思う。家にいる事が一番自分らしくいれる。何をしようかといつも考えている。なんて声も聞いた。
ウチもお客さんにとってそんな家となってもらえるよう『家(house=建物)ではなく、イエ(home=帰る場所)』と定義して建築をおこなっている。工務店としては新築だけでなく、その後のメンテナンスも含め『地域のイエに関する困りごと解決』をおこなっている。困りごとはほっておくと不満や苦痛、ストレスとなる。帰る場所がストレス溜まる場所であれば帰りたくなくなる。それがより溜まると地域からも出ていく。
(地域)工務店とハウスメーカーの違いはそこにあると感じる。新築のみメンテはしませんというのはハウスメーカーである(やっているところもあると思うが、地域の専門業者へ投げるだけだったりする)。直訳すると家製造。基本的には工場製作である。メンテしないのはつくって長くもつとメーカーとしては都合が悪い。工場の稼働がなくなってゆくのだから、建て替えもしくは新しいものへと順次移り住んでもらいたい。ハウスメーカーというビジネスモデルでは効率よく大量生産、薄利多売である。人口減は購買層が減っていくのだから価格を上げる。粗利が上がるようにする。でないと存続できない。大きければ大きいほど大変となる。必要な粗利は大きくなる。
シンケンさんでは付加価値という。価値を付け加える。価値は人それぞれ異なる。そこをスタッフとお客さんに共通項をつくり、明確になっているところに強みがある。迫社長の理念・思考がスタッフに伝わり、スタッフからお客さんへ説明される中で染み渡る。それが家にもしっかり具現化されている。
ふだんを、いちばんの幸福に。
シンケンさんのホームページに書かれている言葉(設計思想・バリュー→価値提供)である。そこへ向かう熱意の結集(結晶)が家となって具現化される。そしてその後のケアが最も重要なのだと感じる。それが次へつながる。
クレーム処理、サポート対応は宝の山
迫社長メモのひとつにあるが、そのユーザーズサポートが独立しておこなっている事が大きい。
長くなるのでユーザーズサポートについては別で書く事にします。
今回では価値について。
ユーザーズサポートの加賀江さんが書いた『住む、という事』という本があります。加賀江さんはインスタグラムでフォロワーが10万以上いるインフルエンサーでもあります。その本の項目は大きく3つで構成されています。
家と暮らしがつながった日
思いを込めた家づくり
暮らしが人生
加賀江さんはシンケンの家に出会い、シンケンに転職して、シンケンの家に住んでいます。今回も加賀江さんの話の中で
建築は世界を変えられる
とおっしゃっていました。自身も住む前後で変わっている。本にも書かれていますが、それまでは家ではぐうたらゴロゴロが、「家のことが趣味になった」などあげています。本でも引用されていますが
住まいというものは、そこに住む人の心を変化させ、ひとつの性格を形づくる力を持っている/松下幸之助
家づくりはその矜持をもってたずさわる必要がある。とシンケンスタッフは挑んでいると考えます。それが付加価値。商品価値ではなく使用価値。それは20年で価値はなくならない!ハウスメーカーとの決定的違いであり、地域の工務店が提供し続けていかなければならない本質だと考えます。
ふだんを、いちばんの幸福に。
であり、
家と暮らしがつながった日
思いを込めた家づくり
暮らしが人生
を落とし込んで、個々の家族や立地に合わせてつくりあげているのだと。3回目に思うことは『人に寄り添った人達がつくりあげている家』なのだという事。
手法の前に、思想
一朝一夕でいかず、他にできない事をやっている→独自性
だから日本一の工務店なのである!
浦河町から
全ての人の人生を 豊かにする仕事を
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