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本からの学び〜建築家は住まいの何を設計しているのか?(1)〜
建築について体系的に学んだ事のない僕は現場で作業(オペレーション)について学び、本にて創作(クリエーション)について学んでいる。作業は流れや何をしているか?またどのくらいの時間がかかる難易度であるのか?などであり、現場を動かすことについてである。創作についてはなぜその作業をするのか?という理由・根拠である。
僕達はその作業一つひとつに責任を持たなくてはいけない!
だからこそ理由づけが大切です。責任を持つためには説明が必要であり、その説明に根拠が必要です。それがなくては理由にはならない。そして納得してもらう事もできない。
そこで今回は『建築家は住まいの何を設計しているのか』/藤山和久。からウチのイエづくりにも通づる部分を書き出してみる。
【ガラスの壁の意味するところ】
ほぼすべての家の南面に掃き出し窓がついていた。幅1800ミリ前後のものを二つ、間に壁を挟んで設けているのが多い。掃き出しの向こうはおそらくリビング・ダイニングだろう。「おそらく」というのは、すべての窓が昼間にも関わらずカーテンを閉めているからだ。
本当にそんな家ばかりだ。工務店経営塾を受講してから全国の色々な工務店を見ていて、すごく気にかかる工務店はやはりそんな設計はしない。だから真似る。きっちりと外構を行う事と配置が大切である。その配置は敷地に対してであったり、太陽への向きであったり、開口である。
特に敷地に対してという部分がこの周辺地域では全く考えられていない。100坪の敷地に下坪20〜25坪であるから1/4だけであるのだから、残り3/4をどう使うのか?空間として計画されたのは見当たらない。本当にもったい使い方をしてきたと思う。しかし写真や動画では伝えにくいというのもよくわかった。鹿児島のシンケンさんにうかがって本当に変わった。イエづくりは体感しないと本当の理解は得られない。本当はモデルハウスが良いのだろうけど経済的なところはもちろんだが、変化もかなりしていってるなかで難しい。だからできる最適解を毎回することで体感できる場を増やすことが今できる事であると考える。
建築工房零の小野さんが言っていた「外に閉じて中に開く」「開くために閉じる」。そのあたりも考慮して計画しています。
そんなイエづくり一緒にしませんか?
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