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性能向上リノベの確認~ひと冬目その3~
今年の初頭に自邸の性能向上リノベをしてみて数値や所感が寒さと共に明確になってきたのでレポートします。
これまで経緯と金額面でしたが、温熱環境はどう変わったのかを今回はフォーカスして。
朝目ざると薪をくべて火を焚く。まずは外気温は
おぉ!来たな!という感じです。では家の中などは?というと
この玄関というのは風除室です。和室は廊下の奥にあり、寝室は2階です。健康的に暮らすには室温は18度以上と言われていますが全然切っちゃっています。北海道の比較的温暖な地域である浦河町。区分としてはⅡ地域での断熱等級4ぴったりなUa値ではこんな感じです。現行の基準では健康な暮らしとはならないという証左でもあります。そしてそれ以下の基準で今までは暮らしていた。同様の住まいは本当に多くあるという事。僕たちは啓蒙すると共にシッカリと施工していかなくてはいけない。
火をつけてから30分。リビングは少し暖まってきましたが他は変わらず。
そして更にもう15分日の出少し前には外気温は変わらず。
室温は全体的に上がってきました。やはり薪ストーブのあるリビング(一体であるLDK)がある程度暖まると他へ流れ出す。他の放冷をおさえるほど流れ出したら暖まってくる。そんな感じです。体感としてはその放冷をおさえる位になってくると冷気がやってくるような感覚があります。しかし基本高いところから低い方へ流れるので冷気の押し出されている感じが流れてくる感じなのかな。暖気は上へ冷気は下へなのでそこでも対流が起き流れる感覚となっていると考えます。
さらに45分ほど立つと家が全体的に暖まってきたとなります。ここまで約2時間。50坪でリノベ前はC値は測定できなかったのでリノベ後も一部しかしていないので測っていません。やはり触っていない吹抜・廊下などはめっちゃ抜けていると考えられ、どうその暖気を抜けないように家中に回すかがカギであると色々な試行錯誤を繰り返しています。
今後増えてくるこのような案件。薪ストーブではない選択の場合にはC値をグッと高める必要があるでしょう。そうなるともっと部分的な断熱にするとか、吹抜をなくしてそこからダクトで分配するなど色々考える必要がありますが、SDGsというよりエシカルな観点と地材地建であったり、地域振興を考えると薪ストーブというのはとてもステキだと感じます。なによりこの暖かさは温風では体感できない。
一緒に薪ストーブライフいかがですか?
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