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職人育成の使命~目的と理由を見つける~
やり方の前に思想
昨年日本一の工務店と言われるシンケンさんの社長に聞いた言葉。ウチも先代が口うるさく、ことある毎に言っていたのが
なんでこうするのか
色々な場面で0から10まで事細かに理由を言っていました。それは作業員に通じるのかなぁと帰ってきて早々の時期には思っていました。実際何度も同じ人に同じ説明をしている姿を見ていました。何度も同じ場面でいい続ける事でできるようになる姿を見て、いい続ける事が大切なのだと知りました。
そこから5年ほどすぎ、感じた事はその作業員が職人へと変化した事。作業員と職人の定義が自分の中でハッキリしたとも言えます。
作業員:指示された事をする
職人:自ら考えて成果を上げる
この違いがハッキリして思う大切なことは『なぜするのか』を『いい続ける』なのだと。この事は何事にも言えると考えます。
「正解を出すチカラ」にもはや価値はない!
引用:NEWTYPEの時代/山口周
この本では「正解を出すことよりも問題・課題を見つけて解決していく事が大切」とあります。そのためには『WHAT=目的』と『WHY=理由』を示すことが大切と。これは働く理由にも当てはまり「仕事を通じて幸福になる人」を増やすためにも「意味」を回復することにつながります。
『行動には理由がある』
と僕はよく使います。何をするにもなぜするのか理由があります。理由がなく行動するのは惰性であり、行動ではないと考えます。ウチでは考えて動くことを大切にしています。
言い続けると変化するものが現れます。変容(トランスフォーム)です。自分で考えて動くことから自己肯定感は増してゆきます。自己肯定感が上がることで「ほこり」が生まれます。「ほこり(プライド)」は責任感を醸成するとともに「覚悟」が決まるように思えます。そして「謙虚さ」を失うと「驕り」へと変化してしまうので注意しなくてはいけません。
ウチでは職人育成についてもやっていかなくてはいけません。浦河町や様似町、えりも町においては職人が激減しており、都市部からも片道2時間かかるため小規模工事では早々来てくれません。だから地域で採用して育成していかなくては僕達世代以降は成り立たないのです。そのためには職人が職人の言葉でこの仕事が楽しいや良いという言葉を子どもや次世代に伝えてほしい。そうする事が職人をしたいと思ってもらえると考えています。職人魂を育むことがまずやるべきことであると色々と取り組んでいる事もあるのでブログでおいおいと。
一緒にイエづくりしませんか?
*以前も『人口減少と高齢化が引き起こす採用難』(9/10)や『地方から若者が出ていく理由』(9/3)などでも書いていますのでよければ是非。
浦河町から
全ての人の人生を 豊かにする仕事を
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