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イエづくり

イエづくりで初めに考えてもらうこと

イエづくりで初めに考えてもらうこと

ウチ(神馬建設)では家(house=建物)ではなくイエ(home=帰る場所)と定義しています。地域のイエの困りごと解決を生業としている工務店です。

ウチがイエづくりで大切にしているのは「生活する」という点です。ハウスメーカーと工務店は何が違うの?と良く聞かれます。僕個人としては

ハウスメーカー:家という製品を売っている会社。

工務店:地域に根ざした生活を建築の知識・技術で助ける会社。

と定義しています。言いかえると「商品価値」と「使用価値」の違い。商品とすれば使用期間でスクラップ&ビルドだと思いますが、使用で考えると時代に合わせて変化しながらもつかい続ける。これまでは情報にしても書籍や雑誌であったためハウスメーカーを目にするようなことが多かったのですが、コロナ禍によってウェビナー(オンラインセミナー)が激増したことで情報量が圧倒的に増え全国にこんなにも素晴らしい工務店があるのかと知ることで定義が固まりました。ウチの向かうべき方向についても。

しかし浦河町で創業より51年営まさせていただいていて全く別の方向かといえば違います。先代、先々代においても芯にあった考え方です。常日頃先代は「自分が建てたイエは自分の目の黒いうちに壊れたり,壊されることのないように考え建てている」と言っていました。お客さんから聞いた要望だけでなく自分が住んだらのことを考えると言っていた部分というのは将来的な部分。建てる際にはお客さんは『今』を思って考えます。せいぜい近い将来の子どもが大きくなって部屋が欲しいというところ。しかし、子どもは出て行きます。この地域(浦河町だけでなく、様似町やえりも町を含めた日高振興局内には市はなく、学校も高校までしかありません!市までは浦河町からだと車で片道2時間かかる地域なのです。)では高校からの進学率は80%以上です。更に年々子どもの数は減っていますが大学の数は増えています。「あたりまえ」に進学をさせるというのは親心だとおもいますし、子どもも進学するでしょう。とすると、子どもが生まれてすぐイエを建てたとした場合。例えば30歳で建てて平均寿命が男性81。05歳、女性87.09歳と考えると50年以上住むと思います。そのうち18年一緒ですが子ども部屋として本当に必要となってくるのは思春期かつ生活リズムも異なってくる15歳前後。この頃に受験勉強や部活など学校に関することで家族の時間とのずれが生じるためにプライベートな部屋があったほうがお互いに必要となってきます。とすれば約4年。50年のうち4年ですのでイエ時間とすると8%です。その他の時の使い方、特に出て行った後の32年をよく考えておかなければただの物置を温め続けることになります。

現在のイエは全体をほぼ同じ温度にすることが「あたりまえ」となっています。ヒートショック防止の観点からです。

ヒートショック:温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動することなどが原因となり起こる健康被害のことで失神や心筋梗塞、不整脈、脳梗塞を起こすことがあります。入浴時に急激な血圧低下により失神し、溺れて死亡するケースは、入浴時のヒートショックの典型的な例です。

ヒートショック関連で亡くなる方は年間約17000人に及びます。これは交通事故死者数2610人(2022年)の6.5倍超になります。だからイエの中の温度を3℃以内に保つように暖房と断熱・気密をキチンとやるというところがフォーカスされ、【高気密・高断熱】とうたわれてきました。これら温熱環境についてはまだまだ書いていないことに気がついた(笑)ので、別のブログで!

話をもどします…

子ども部屋をどうするのか?いなくなってからどのように活用するのか?なんてことも含めてウチでは家族で話をしてもらいます。子どもの将来の事、自分達の将来の事。イエは一生で最も高額な買い物のひとつです。それは家族の大切なイベントのひとつでもあります。その機会に家族のことについて話をしてもらう。それがウチはイエづくりで初めに考えてもらうことです。考えるのは将来を含めた生活の仕方。イエづくりにおいてウチは『つくるプロ』ですが『住まうプロ』はお客さんなのでお客さんから住み方を聞かなくてはつくれません。そこで「旦那さんや奥さんどちらかだけに任せる場合はたぶんウチで建てると失敗します。」と言っています。イエは完璧なモノはできません。潤沢な資金があればできるでしょうけどなにかしら妥協してつくられます。だからウチでは『最適解』を一緒に探します。「今」だけではなく「将来」においても想像できる範囲内で。きっと「将来」は想像とはまったく違うと思います。しかし、一度考えておくだけで想像した「将来」と異なっても『最適解』へと導けると考えています。「今」真剣に考えることで頭の中に『最適解』としてインストールされるのでその時々によってアップデートするだけで良いからです。

このような話をすると驚かれることが多いですが、ウチは『つくるプロ』として「将来」への責任ももってあたります。それはこの地域に一緒に住む仲間だからです。この部分が大きくハウスメーカーと工務店のあり方としての違いでもあります。事業規模ではなく価値観なのだと自負しています。

 

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