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ウチについて

きれいごとを本気でやる

きれいごとを本気でやる

令和型の工務店は地域で『きれいごとを本気でやる』住宅建築会社とすれば良いのに!

綺麗事とは①実情にそぐわない,体裁ばかりを整えた事柄。②手際よく美しく仕上げること。とあります。こう調べると悪い方の話ですね。voicyという音声プラットフォームにて澤円(さわ まどか/元日本マイクロソフト・「プレゼンテーションの神様」)氏が「きれいごとを本気でやるやつが最強って話。」を発信しています。その中で

世の中にあるビジネスは社会貢献です。社会貢献を説明するときれいごとに聞こえる。(中略)きれいごとを本気でやるって大変な事。

と、言っています。ウチにおいてもミッション・ビジョン・バリューを明文化しました。その際に言われた事は

自分の代では完結できないようなビジョンで構わない。そのビジョンを達成するために大切にするミッションや価値観であるバリューに共感する人々が集まり、自身がいなくともビジョンに向かって進む組織となるような壮大なものを掲げたら良い。

と言われて掲げたものが

Mission(ミッション):ライフスタイルにあったイエづくり

Vision(ビジョン):イエづくりを通じて豊かなコミニュティの創出

Value(バリュー):関わるすべての人々の心と身体を豊かにする

です。ウチには以前まではありませんでした。この地域の他の工務店にあるかどうかわかりません。僕の記憶の中でこの地域で30年~35年程前には工務店といわれる建築業者は20数社あり、その中でも隆盛を誇っていた会社はほとんどがいなくなり、残っている会社においても後継者問題を抱えている状況下にあります。5年後には浦河町で工務店といわれる建築にたずさわる建築業者は4社となるでしょう。なぜそうなったかを考えるに『企業』としてのあり方がなかったからと考えます。

『企業』とは営利を目的として、継続的に生産・販売・サービスなどの経済活動を営む組織体。また、その事業。資本主義経済のもとでは、ふつう、私企業をさす。とあります。「経営の神様」と言われた松下幸之助氏は『実践経営哲学』において、最初に「まず経営理念を確立すること」を取りあげています。そして、経営理念は次の二つの点において、しっかりとした基本の考え方を持っていなければならないとしています。

この会社は何のために存在しているか?

経営をどういう目的で,どのようなやり方でおこなっていくのか?

このような『企業』としてのあり方が存在していなかったか、社内外に伝わっていなかったことが浦河町の建築業者が2028年には4社になってしまうのだと実感します。今思うと職人社長による職人会社であるがゆえの「誇り」が「驕り」にとらえられる仕事の仕方、立ち振る舞いが感じられました。「プロの言うこと聞いておけば間違いないから!」「素人が口出すな!」的振る舞いや、飲食店などまちのお店に「あっち(の業者)でやったんならもう行かない!」なんて言うことを言っていたとも聞きます。それは「驕り」であり、そのトップによるトップダウンな組織においては社員は兵隊や駒あつかい。それは【稼げない】【労働環境が悪い】【プライバシーがない】といった若者が田舎を出る理由と同一であるがゆえに当事者である職人からは「ちゃんと勉強して、良い学校へ行って、良い会社へ入れ」という言葉しか出なくなり自身の子どもを同じ道へは来させないように教育、すり込みをするようになります。それは自身の仕事に「誇り」がなくなってしまっているからです。

ウチが掲げた『関わるすべての人々の心と身体を豊かにする』というのはその部分の改革を宣言しています。エシカルを現す表現で『五方良し』をよく使っています。【相手良し】【自分良し】【世間(社会)良し】【未来良し】【つくり手良し】で『五方良し』。やはり【つくり手】が良い状態にならなければ【相手良し】を細部まではできません。まずは【つくり手良し】となることをしてきました。それは通年雇用や休日の増加、有給休暇をとりやすい環境整備。そして残業なし。昔は先代を見ていても残業で稼ぎを増やす!でした。しかし平均年齢が55.5歳の集団で65歳以上が6名である現状ではそれをすると無理が生じます。僕が帰ってきてからでも大工さんは十数名の方が現役バリバリで亡くなっています。それは残業を含めて働き続けないと生活に不安があるからです。働いている理由が食べるため。いわゆるライスワークとなっているのだと感じます。だからきっちり休みながらも安心して働ける環境づくりを推進してきました。自社でできることを増やしてきました。例えば設計事務所登録をして、構造計算や温熱環境シミュレーションをできるようにしたり、全国の工務店から学びを得たり。それらをお客さんへ還元することが付加価値として納得していただけるようになっていきます。その環境づくりから徐々にライスワークからライフワークへと変容していってると感じます。ライフワークは仕事を通じて人生をより善くすること。つまりキャリア形成へとなっています。仕事を通じて自分らしく生きる。それは『ライフスタイルにあったイエづくり』へ通じます。自分らしく生きている職人がつくるイエ。自分らしく生きるを体現している設計士が設計するイエ。そしてこの地域に一緒に住みつづけるという点からも『五方良し』なイエづくりをしていきます。それを続けていく事は『イエづくりを通して豊かなコミュニティを創出する』につながります。続けていく事がビジョン達成への道なのです。

という感じで澤さんの言うように「きれいごと」を並べ立ててるかと思うかもしれないのですが、本気で取り組んでいます!親や祖父の代から地域に根ざして営みをさせてもらっているという点で僕自身地域に育ててもらっています。松下幸之助氏は「企業を社会の公器と考え、その企業の使命に照らして、何が正しいかを考えつつ、経営を進めるように心がけなくてはならない」とも説いています。一零細企業からは社会よりも世間(顔の見える世界)の公器であり、ウチは『地域のイエに関する困りごと解決』が存在意義(パーパス)だと定義して長く続ける事こそがすべてを達成できる道と経営しています。

そんなエシカル工務店となれるよう一緒につくっていきませんか?

 

浦河町から
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