北欧のきこり達が、家族ごとに代々伝えてきた 木材防護保持剤がありました。後にカナダに移 住した家族が、歴史的文化材のログハウス修復のためにこの保護剤を復活させ、その後、文化財修復の専門家により環境に関心の高い建設業者や造園家の間でひろまっていきました。移民した家族は「自然保護のために役立つのなら」 と事業化を決心し、人々の協力を得て、ウッドロングエコが誕生しました。

近年になり、世界中で銅・ヒ素・クロムに代表されるような重金属が含まれている木材 保護剤が使用されてきました。日本では1996年水質汚濁防止法により、その使用は激減しました。また、それらの木材保護剤は世界中の国々で禁止されてきています。

しかし、長期にわたってそのような防腐剤を塗布した廃材の処理問題が懸念されています。

そのような背景の中、日本でも屋外に使う木材保護剤の安全性について関心を持つ方が増えています。
しかし、時代によって安全の基準は変わります。
ウッドロングエコを塗布した木材が最終的には「上へ還れる」「焼却しても害をださない」という安全性を重視し、2002年から販売代理店となりました。高温多湿の日本では、海外のような実纉は難しいかと思いますが、屋外で木を使う場合「長持ちさせる基本的な考え方」を伝えて販売されているものです。

引用：ウッドロングエコ／有限会社　小川耕太郎∞百合子社より

ウチではやっと近年で木板外壁に完全ではありませんが移行することができました。お客さんの学びのおかげです。ウチに来る以前からの情報収集の中で木板も良いよねとなりました。ウチもフル木板は提案力が乏しかった現状がありました。今は胸を張って木板がベストであると言い切ります。

①メンテナンスにかかる金額が桁違いに少ない。

②ほとんど腐食をしない施工方法を確立した。

③将来にとって良い事である。

 

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①メンテナンスにかかる金額が桁違いに少ない。

木板は基本メンテナンスフリーです。それは②にも通じますが腐朽菌を増やさないようにすることで可能となります。経年による色の変化を楽しんでいただくことで５００万以上変わります。（その点は『ピカピカしているのは良いこと？』でも書いています。）

②ほとんど腐食をしない施工方法を確立した。

ウチが確立したわけではありません。他社の施工を見てこれなら間違いないと採用しました。木が腐食する原因は腐朽菌が増殖するからです。腐朽菌は４つの条件が揃わないと増殖できません。それは【酸素】【温度（２０℃以上）】【栄養（木）】【水分（大気中の湿度が85％・木材含水率25％）】です。従ってジメジメしない環境をつくればよいのです。ウチでは【水分】のところで特に通風をまずは取れる施工をしています。こんな具合に格子状に通気を取っています。

 

板を張るとこんな具合に。

空気はここを通ります。

このように通風が多く採る方法を採用した点と冒頭のウッドロングエコを塗布することが最も良い方法のひとつとして提案しています。

③将来にとって良い事である。

ウッドロングエコを塗布することが最も良い方法のひとつとしてあげるのは、土壌汚染、水質汚染をしないこと。原料が酸化鉄・樹皮・ハーブなどの天然成分を使用しているためです。それは最終的にも土に還ることになります。そして５０年以上使う事ができれば木は循環できます。木を切り出して、植林をして育てていけば５０年で材として使う事が可能となるからです。それは持続可能、サスティナブルです。

 

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昨今SDGsがやっと聞こえてきましたが、2015年のサミットで掲げられた2030年までに達成する目標です。その際に採択された文章の正式名称は「Transforming Our World（我々の世界を変革する）」といいます。それには世界を作っている最小単位の「個人」の変革（トランスフォーム）も必要で、個人と世界、その両輪でアプローチすることが大切だと考えます。ウチはイエづくりを通じての変革（トランスフォーム）をしています。向かう方向はエシカル。倫理的、道徳的なという意味です。言いかえると五方良しです。【相手良し】【自分良し】【世間（社会）良し】【未来良し】【つくり手良し】。これをウチ目線にすると【お客さん良し】【ウチ良し】【地域良し】【未来良し】【林務業良し】です。だからウチでは木板をススメます。

 

現在絶賛塗っています！

 

一緒にイエづくりしませんか？