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シン・エコハウス~あたりまえにするために~
昨日からおこなわれているジャパンホーム&ビルディングショーの【工務店未来会議】。その中でLivearthリブアースの大橋さんのレクチャーを拝聴して考えた事を書き綴ってみます。
エコハウスの実践方法
Ⅰ.環境基本性能の確保
①断熱+気密 ②日射遮蔽 ③日射導入 ④蓄熱 ⑤通風 ⑥換気 ⑦自然素材
Ⅱ.自然・再生可能エネルギー活用+高効率設備の活用
①必要なエネルギーは自然エネルギーを最大利用(なるべく化石燃料に頼らない)
②地域の特徴にあった実践
③高効率設備の積極的な使用
Ⅲ.設計時+建設時+運用時+廃棄時のトータルCO2排出の最小限化
性能設計時代:設計者自ら「目標とする性能」を設定し、施主と共有する時代。計算やシミュレーション、実験など「工学的知見」に基づいた『設計』と『共有手段』が必須である。
『自立循環型住宅への設計ガイドライン』:「心地よさを見える化」=定量評価し、わかりやすく表現する。共通言語である数字を活用し誰もが理解しやすい物差しで語る。
ⅠとⅡでZEH。Ⅲも含めてLCCM住宅(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)となる。
エコハウスの変遷
エコハウス1.0「情緒型Ecoハウス」 エコハウス2.0「論理型Ecoハウス」 エコハウス3.0「バランス型Ecoハウス」 エコハウス4.0「みんなのEcoハウス」
すべての家がエコハウスとなる。特別なものでなく、普通に建てることができるようになる。差別化の道具ではなくなる。
2030年の分岐点を考えると通常の速度では間に合わない。
社会に必要とされる会社で有り続けるためには変化に対応し続け、価値を創造し続ける以外の道は残されていない。
「未来の子ども達に持続可能な地球と社会を残す」この目的のため。そして不確実な社会で価値ある会社として存在し続けるために、邁進し続ける必要がある。
2021年に受講した「若手工務店経営塾」においても講師をしていただいた大橋さん。大変理論と情緒が高水準のイエづくりをされています。その講義を聴いてどこまでできるかわからないけど、できるところからやっていかなきゃ!と思い、今のウチがあります。一気に変化をするキッカケとなっています。
LCA(ライフ・サイクル・アセスメント)調達→製造→施工→使用→廃棄までのCO2排出を意識した建築を欧米では主流化されている。
ウチでも外壁を道南杉にしたのはそういう理由です。同じ木板でも海外や九州のものをつかうのはLCAで考えると道産材にするのが適しているとなります。「あたりまえ」にLCAが表記される時代になるとエゴなイエづくりが少なくなると考えます。そうなると地材地建がよいとなります。それはエシカルで考えると「あたりまえ」です。
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