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音楽からの学び~THA BLUE HARB~
僕は音楽と文学に助けられてきて、つくられてきた。だから時折そんな視点からウチについてを話そうと思う……
草冠に言葉と音。北海道からHIPHOPを発信し続けるユニット。THA BLUE HARB。
知っていたがそれほど聞いてはいなかった。とても硬派なRAPととても独特なメロディ(音作り)。20代の頃まだ熱いのはウザかった。さらにDisるやビーフなど面倒な話は嫌いだった。だから近寄らないとしていた。フェスで聞く音は心地よくや言葉はとても刺さるのは確かだったが、敬遠していた。
変化したのは2011年。東日本大震災以降にミュージシャンや作家の発する言葉をしっかりと見聞きするようになった。大変な時にこそ手を差し伸べたり、No!と言えるかどうかがアーティストだと考える。アーティストとは芸術家。アートはキレイやスゴいって話ではなく社会学者の宮台さん曰く「そもそもアートは心に傷をつける。心を回復させる娯楽とは違う」。そういったアーティストが発する言葉に心を動かされ行動をすることが多くなった。とても多くなった。心に傷をつけられた。その傷は自分の心の声をよく聞こえるようにしてくれたのだと感じる。
その中でTHA BLUE HARBはかなり大きく広げてくれたアーティストのひとつ。代表曲の一つである「未来は俺らの手の中」の歌詞の一部。
音の間で出会った俺らは
何時になっても帰らない
増えることはあっても
もう減らない
たぶんずっと一緒に
年を取って笑う
朝方のまばらなフロアー
誰も何一つ
疑問を問わない
自分がもらったものを
分け合うドラマ
未来は俺らの手の中
パーティは終わった
音は止まった
過ぎてしまったことは
もうしょうがない
アルズバーの
土曜のこととかな
それよりも遂には
おまえが親か
幸せってヤツが
そこにあったとはな
おそらくそれに勝るものはない
時は巡り片時も止まらない
未来は俺らの手の中
色々な場面を想像でき、そんな場面があり、自分の体験に重なり、重ねられる曲。だから困難なときには勇気づけられるし原動力になる。熱さは嫌いだったが、熱くなることは心を揺さぶられる。揺さぶられることで傷は広がるのだと思う。
社会学者の宮台さんはそういった体験をデザインしてあげることが大切だと言う。知っている体感したことある人、大人がわざわざ計画して体験することをやってあげなくては、体感することなくシステムの中で没人格化してゆくと説く。没人格化は入替可能であるということ。あなたでなくとも代わりはいるということである。例えばレジ打ち。決まったフローの中でミスなくやれば良いのである。人が変わってもヤル事は同じ。それでよいのか?オペレーションとしては良いかもしれないが生きるという意味でそれでよいのか?
僕はウチの中ではキャリアパスをシステム化をすることで仕事に向き合う方向を明文化して、そのうえで属人化できるような仕組みとしたいと考えている。とても矛盾しているかと思うがある程度イメージができてきた。わかりにくいかと思うが「ウチで働くことで皆自分らしく生きることができる」ようにしたいと考えている。
そんな働き方一緒につくりあげていきませんか?
そう、未来は俺らの手の中!
浦河町から
全ての人の人生を 豊かにする仕事を
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