NEWS/REPORT 新着情報
労働力不足の地方でのキャリア選択
市域から2時間かかるこの地域。ウチで働くとはこの地域に暮らす事。
市域まで各町をあわせても6万人強の地域。これまでの建築関わる業種は専門業種については分かれていますが、とりわけ大工については大工工事のみをする会社はこの地域に存在せず、基礎の根堀から基礎コンクリートの鉄筋・型枠、建込から内装・外装まで分別せずすべておこなっている工務店ばかりでした。
今職人不足が顕著になってきています。その中で各社が職人を確保しようとしているかと言えばそうでは無く、あと何年で辞めるといいながら続けているところなどもあります。それにより職人は疲弊して会社が閉じられて社会へ放り出された時に困り、クローズされた業界なので別会社で働くという選択肢が閉ざされているように感じます。30年以上やってきた職人が別業種へ移るというのもこの地域へ帰ってきて13年目ですが何度も見てきました。この地域から出てまったく違う職業という姿も。そこには職人として育ててきたのか?作業員としてつかってきたのか?という点も問題であると考えます。
呼び名は「タイミーさん」面接なし、履歴書なし 即時振り込みの「単発バイト」続ける51歳男性の悲哀
東洋経済ONLINEで配信されていた記事。
僕はウチやこの地域で働かないか?とこのような記事を見るといつも思う。都市部には多くいると思う。同様の賃金であっても豊かな暮らし方はいくらでもある。自分はどう在りたいのか?がシッカリとしていれば。あり方のために必要なお金はいくらなのか?そのために真剣に取り組む「覚悟」はあるのか?それがあれば変化が可能で豊かな生活となると感じている。豊かさは人それぞれで、金銭のみの豊かさを望むのであれば異なる。金銭を「稼ぐ」には適していないから。ただし、その金銭を稼ぐ「覚悟」はあるのか?と問いたい。
夢を見るのは大切。夢を現実にしようと努力できるから。しかし野望とはちがう。野望は分部相応な大きな望み。野心である。野心を実現するには相当な「覚悟」と「努力」が必要である。そして野心を実現するにはきっとこの地域ではできない。夢はできるかもしれない。夢は将来、実現させたいと思っている事柄。将来の希望。思いえがく将来の設計。です。
たいていは働くことで夢を実現させることへつながると感じます。「稼ぐ」ことをしなくてはまずは生活もできないので働く必要があると考えます。この地域では働く=この地域で暮らすことです。暮らすために働くでもあります。そして暮らすということは生きること。自分の生き方を決めることが働くということです。キャリアとは経歴とか職歴などと言われることもありますが、文科省が定義しています。
人が生涯の中で様々な役割を果たす過程で、自らの役割の価値や自分との関係を見いだしていく連なりや積み重ねが、「キャリア」であるとされています。
人が生涯の中で様々な役割=仕事など
自らの役割の価値=稼ぎ
であると考えます。言いかえると「人が仕事などで関わる人々の中で築きあげる経験やつながりがキャリアである」と考えます。
働いて何を築くかがキャリアです。キャリアに何を求めるかは人それぞれ、自分自身です。自分自身の考え方次第であると言えます。その考え方次第では地方だからできることもあります。地方でもできることもあります。そして人は減っているとはいえ、労働生産人口の減りの方が早い。地方は圧倒的に早い。見方を変えると仕事はある状態です。その仕事と自分自身の夢とを重ねてみてはどうですか?実現するにすこし大変と思うかも知れません。だからこそ「努力」が必要と思えるし「覚悟」して真剣に向き合えると考えます。
一緒にイエづくりからまちのこししませんか?
浦河町から
全ての人の人生を 豊かにする仕事を
- 〒057-0032
北海道浦河郡浦河町向が丘西1-539-45 - FAX. 0146-22-3923