NEWS/REPORT 新着情報

ウチについて

チェーン店がないからこそ見える、浦河町の豊かさ

チェーン店がないからこそ見える、浦河町の豊かさ

大変ご無沙汰となってしまいました。

久々の投稿は2025夏のインターンシップで来てくれたミヤビさんが書いてくれた記事です。
2025夏のインターンシップでは、神戸や大阪、埼玉、東京そして北海道から12名来てくれています。ウチのSNS(FacebookとInstagram)で基本あげてもらっているのですが、文として読み応えあるのでミヤビさんはブログで掲載します!


浦河町では、全国チェーンの飲食店がほとんど見当たらない。東京では主要な駅近くにあるマクドナルドやスタバに行くのに車で何十分、1時間とかかるだろう。これでは、マックの期間限定の味やスタバの新作を食べに行くのに大変じゃないかと一見思うが、浦河町にはその分個人で営業している飲食店が多く並んでいる。全国チェーンを展開しているお店は、どこに行っても同じ味でありご当地感や限定感は味わいにくい。ただ、それはどんな場所に住んでいても同じ味を楽しめて、感想をSNSで発信し共感したり、「食べに行こう」と実際に行動できたりするのがチェーン店の魅力ではある。それは、日常生活の楽しみにはいいかもしれないが、旅の楽しみには適していないと思う。浦河町では、ラーメン屋さん、居酒屋さん、スナック、喫茶店など、多くの個人店がたくさんあり、そこでの自分のお気に入りをみつけるのもいいし、浦河町に精通した人からおすすめを試してみるのも楽しいと感じた。

私は浦河町に訪れてフード理論を思い出した。フード理論は料理研究家・福田里香が提唱している説で「進撃の巨人」の作者、諫山創がこの理論に大きな影響を受けたそうだ。フード理論には、主に3つの原則があり、①善人はフードをおいしそうに食べる、②正体不明者はフードを食べない、③悪人はフードを粗末に扱う、というものだ。今回言及するのは②の正体不明者はフードを食べない、である。②を言い換えると素性がわかっている・仲間同士は一緒に(同じ)フードを食べるということになる。(実際「進撃の巨人」の作中で、パラディ島に潜入することになったマーレのガビとファルコのうち、パラディ島を島の悪魔だと考えず同じエルディア人だと思っているファルコはパラディ島のカヤから貰った食事を一緒に食べていたが、ガビは島の悪魔から出された食事を食べようとしなかった。このように「進撃の巨人」作中でもフード理論と思われる描写が散見される。)
実際人が仲良くなろうとしたとき、まず食事に誘うのがセオリーなのでこの理論はある程度的を得ていると思う。そしてこういったときには、どこにでもあるチェーン店よりそこでないと食べられない個人店で自分のおすすめを食べてもらうのが、食での交流をしつつさりげなく自分の食の好みを知ってもらえるいい機会なのではないかと思った。その点で、浦河町はその場所にしかないオリジナルの店で溢れておりそこが魅力の一つだと考える。

浦河町から
全ての人の人生を 豊かにする仕事を

  • 〒057-0032
    北海道浦河郡浦河町向が丘西1-539-45
  • FAX. 0146-22-3923
  • X
  • Facebook
  • Instagram

お電話でのお問い合わせ

TEL:
0146-22-3912

受付時間:9:30~18:00
(日曜・祝日・第2第4土曜日・年末年始は除く)