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「持続可能なまちづくり」〜小さな町が生き残るために〜

うらかわ観光まちづくりセミナーにて山田圭一郎さんの講演に行って来ました。
山田圭一郎さんは政府認定観光カリスマと認定されている方。以前は毎年浦河にも来られていて、僕自身観光やまちづくりといった部分にとっても興味や意義を知るきっかけとなった方のひとりです。
7年ぶり(!)にうかがう話は色々な視点や視座をいただきアップデートできました。
特に気になった部分に絞ってアウトプット。
【少子高齢化】
少子化と高齢化は別!
少子化において乳幼児(0〜4歳)1975年には1004万人であったが、2024年元旦には410万人。また、高齢者(75歳以上)においては1975年975年では280万人に対して2024年元旦では2000万人!
山田先生曰く「よく社会として成り立っているな」。確かに!この50年で人口構成がここまで変化しているのだから、「あたりまえ」を疑い、やり方を変えなくては持続は不可能。
【オーバーツーリズム?】
昨年からニュースなどで盛んに言われるオーバーツーリズムですが、本当に?外国人が来るからオーバーツーリズム?という事で示してくれたのがゴールデンウィークにおける人流。ゴールデンウィークは日本特有のものでありその動きを各所の人流の前年比(R5-R6)を見ると各所でマイナスとなっています。東京でも京都でも。唯一微増しているのは福井。新幹線延伸が寄与している関係との事でした。
すなわち、国内旅行者が合わさってオーバーと映る。しかし日本全国(観光名所以外も含めて)で見るとアンダーツーリズムである。
海外の旅行者に支えられている。
【人口減がもたらすこと】
人が減ると使うお金が減る。
遠くから来る方がお金をつかう。近くの人は使うお金は少ないが、数多く使ってくれる。ゆえに特上・上・並のメニューを揃えているのか?選択肢を揃えているのか?
ひとつのまちでできないなら広域でやる。みんなでやる。
【なぜあなたはこのまちに住むのか?】
住民に必要なのは「なぜ」という理由。それはインバウンド(町外、地域外も含む)の理由となる。インバウンドは異文化体験。どう異文化なのか?を誇るもしくは愛着を持つことが大切。(以外と両方持つ方はいない)
それはまちを住民自らの手で育てるにつながる。ゆえにみんなでやる。そこには『エゴと利害関係』が最大の問題として現れる。地域が困っていても個人としては生活に困っていない住民が変化を拒む!だから教育(共通認識)が大切。経済や環境、エコシステムなど。特に
まちにお金を落とさなければ、周り巡って自分の給料は減る
という事だと僕自身は考える。
消費の少しを町内でする。ひとり1%でも町内に落とす事が肝要だと。
町内循環を加速させることで人口は増える可能性は高まる(それは景気と税収が高まる)。言いかえると互いに支えあう。人口予想よりも緩やかにできる。そして若者を増やすにつなげる。すなわちまちづくりである。
やはり定期的に聞いてインプットして、アウトプット、そして実践できるところから実践して変化しながら、仲間やつながりを増やす。
やっていこう!
浦河町から
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