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薪ストーブも科学しないと!
以前「薪ストーブ生活に必要な焚火を科学する」にて焚火における着火と燃焼について書いたのですが、今回はストーブ自体の特性を知ることでより効率的に燃焼させるために調べたことを備忘録として書いていきます。
自邸で使っているのはネスターマーティンS43です。ネスターマーティン薪ストーブは独自の燃焼システム、WOODBOXWOODBOX多次燃焼方式を用いることによりこれまでのストーブには出来なかった低燃焼時から、高燃焼時までにおけるバランス良くかつ安定した高い燃焼効率を実現しています。
たとえば、S43では空気量調整ノブを最大に開放した状態での最大出力12,040Kcal/hrから、空気量を最小に絞り込んだ状態で燃焼可能な最小出力2,150Kcal/hrまでの広範囲な燃焼調整が行えます。この高い燃焼効率により、ネスターマーティンストーブの代名詞にもなっている空気量をグッと絞り込んだ時のゆらめく炎の格別な美しさも、高燃焼時に一気にお部屋を暖めるハイパワー燃焼も他のストーブを凌駕するものです。
ネスターマーティンのWOODBOXWOODBOX多次燃焼方式の薪ストーブは初めに空気調整を行いながら燃焼室の温度を400℃近くまで上げます。
そして排熱により高温化させた燃焼用空気を木から出る燃焼ガス(煙)に送ります。
一般的には燃焼を抑えるため燃焼用空気を絞り送り込むと燃焼せず燻ぶります。そこで燃焼用空気をあらかじめ高温にしコントロールして、燃焼室に送ると低い温度で未燃ガスが引火し空気を絞り込んでも燃焼させることが出来ます。そのために1000℃近くで燃焼する針葉樹も400℃位で燻ぶることなく、燃焼し透明感のあるブルーとオレンジの混ざった様な完全燃焼の炎がガラス面一面に広がります。こうして高温燃焼する針葉樹を、貴重な燃料として立派に使用することができます。
ウチでは針葉樹は大量に出ます。大抵産業廃棄物として処分してしまいますが、これからは糊がついていないものと塗料がついていないものを燃料として使う事で処分費としておさえられる点と処分費が抑えられる点でエシカルであると言えます。
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