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性能向上リノベの確認〜ひと冬目その2〜
今年の初頭自邸の性能向上リノベをしてみて数値や所感が寒さと共に明確になってきたのでレポートします。
前回『性能向上リノベの確認〜ひと冬目その1〜』においては断熱改修における電気代との比較をしましたが、今回は薪ストーブにおけるお金と暖かさについて。
薪ストーブは熱量が大きいので50坪もある場合には最適であると考えます。ただし、とても面倒でもあるので合う人、合わない人はハッキリと分かれます。薪の調達~小割~乾燥という事前準備から室内へ運んできて、くべて着火させて。灰の掃除やガラスの掃除。室内へ持ってくると虫が出てきたり、すぐ暖かくはならないし、消えるまでも時間がかかる。しかし、暖まれば抜群の暖かさであり、炎を見るのはとても心が安らぐ。自然と薪ストーブの周りに集まる。好きな人にはたまらない。
薪ストーブ自体はピンからキリまでありますが、欧米での主流である薪ストーブであれば本体は30万円~60万円くらい。二重煙突および運搬・据付費で50万円くらいかかります。煙突は二重煙突でない場合は火災の恐れが高くなります。どうしても高温になることとススやタールが付着して引火します。その引火をおさえるため二重にして断熱をすることで抑える効果があります。更に内装外装へ熱が伝わることで起こる炭化も防止します。そして清掃も非常に大切です。定期的な清掃が必須です。本職にやってもらうと4万円くらい。
そして薪。調達する必要があります。年間で約7㎥必要(ウチのストーブの場合)。買うとなると場所にもよりますが、約3.5万円/㎥ですので24.5万円。清掃も含めると1年で暖房費27.5万円となります。11月から4月までの6ヶ月と考えると約4.6万円/月となります。すべて購入とすると大変高額ですが、地域柄色々な伝手があります。近所の山を持っているひと、林業系にたずさわっているひと、その仲間。田舎であればあるほどコミュニティが密接に絡み合っているので口コミでひろがります。「なんか薪探してるらしいぞ」と。そうすると安価で譲ってくれる方が出てきます。庭を撤去するのに出てきた雑木いる?とか、ウチの山で伐採したのいるか?など。処分するには費用がかかるので双方のwin-winとなるところでとなるとかなりおさえられます。1年チマチマため込んでいたので今のところ5万円ほどで今期いけそうです。
また、暖かさは火をつけ始めて30分ほどでリビングは暖かくなります。ストーブ天板で130℃程度。1時間でキッチンや廊下が暖かくなり、天板が200℃になります。1時間半でイエ全体に回っていきます。天板温度が200℃をキープするようにして。特に輻射熱による暖かさは体感としてエアコンや蓄熱暖房機とは異なります。一度体感して手間が面倒ではなく楽しめる方なら本当に抜け出せないと感じます。
薪ストーブライフいかがですか?
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