NEWS/REPORT 新着情報

イエづくり

価値基準をもつには対話

価値基準をもつには対話

価値とはあるものを他よりも上位に位置付ける理由となる性質、人間の肉体的、精神的欲求を満たす性質、あるいは真・善・美・愛あるいは仁など人間社会の存続にとってプラスの普遍性を持つと考えられる概念の総称。(Wikipedia より)

価値は様々でありその基準は不明確である事が問題となる場合がある。どこに基準を置いているかが異なるとかみ合わない。

例えば子供の靴。子供はあっという間に大きくなる。1年もてば良いので高い靴は買わない派か、少し大きいけど厚めの靴下など工夫して長く履ける派に分かれます。その理由は様々です。

価値基準の判断材料は対話しかないのだと思います。どれだけ長い時間を過ごそうとも、血のつながった家族であろうとも対話なくしては理解はできない。対話とは向かい合って話し合うことですが、ただ向かい合って話すのではなく、考えを深める事が重要です。考えを深めるには聞くことです。わからないことを聞くことが重要です。そのためには興味を持つ。興味を持つためには知識や経験がものを言います。全くない状態だと「なにそれ?」という質問しかできません。説明をしてもらうには良い質問があるととてもわかりやすく説明できます。そのためにも質問を考えながら傾聴する事が対話には大切なのです。

対話はイエづくりにおいても重要です。僕たちは『つくるプロ』ですが、お客さんは『住まうプロ』です。『住まうプロ』から住まい方、ライフスタイルを聞き出すことが良いイエへの第一歩であると考えます。だからウチでは色々と聞きます。そして家族で話し合ってもらいます。「全部妻にまかせてるから」という場合はたぶんウチで建てると失敗します。家族の住まい方や将来へ向けての歩み方に家族間で相違があるからです。プランや建てる前にそのような対話をすることで向かう方向が共通化されます。その共通化された方向性を具現化していくのがウチの役割です。具現化において大切にしているのはその住まい方になくてはならない安全性や持続性、耐久性や温熱環境などです。いわれずとも安心できるスペックを提供することが『つくるプロ』としての責務です。今だけでなく将来においてもそれを有することができるレベル。言いかえると将来においても恥ずかしくない状態をつくる事こそが地域工務店の責務であると自負しています。

将来においても恥ずかしくないを知るには学習が不可欠です。学習は同時に対話のカギを身につける事へもつながります。学習は人生における資産のひとつです。そして仲間もそのひとつです。仲間は家族、友人、会社の同僚など気の会う人よりも信頼のおける手を差し伸べてくれる人です。その仲間づくりには対話は必要です。対話の中で得られる価値観が仲間となれるかどうかの判断基準であると考えます。価値観がまったく合わない場合には仲間となれない。双方にとっては離れることが最良です。他人を変える事はできないので、変えられるのは自分だけです。その価値観を知るためにも学習による知識が必要で言語化されないと判断基準として明確にならないのです。明文化されたときに判断をくだせるようになります。

学習による明確な判断基準をもつと対話はとても有意義となる!

と、感じます。コロナ禍を経て対話の重要性は増しました。特にオンラインとリアルの違いが明確になったからこそリアルでの対話の時間を有効につかって仲間をつくる事はとても大切です。そしてイエづくりというのは仲間づくりでもあります。価値基準が共通しているからこそ楽しいイエづくりと将来的にもよいイエづくりができます。そして一緒にこの地域に住みつづける仲間であるのです。イエづくりはまちづくり。私たちは地域をより善くするという一面もになっているのです。

一緒にイエづくりしませんか?

浦河町から
全ての人の人生を 豊かにする仕事を

  • 〒057-0032
    北海道浦河郡浦河町向が丘西1-539-45
  • FAX. 0146-22-3923
  • X
  • Facebook
  • Instagram

お電話でのお問い合わせ

TEL:
0146-22-3912

受付時間:9:30~18:00
(日曜・祝日・第2第4土曜日・年末年始は除く)