NEWS/REPORT 新着情報
思いがけずを大切にする
思いがけず:予期していなかった。思いがけなく。
最近話す際によく使う。
『思いがけず』という事が少なくなってきているからと感じた。
昔はよく雑誌を買っていてそこから『思いがけず』知ったモノ・コト・ヒトに興味を抱き深掘りして大好きになる。というワクワク感から雑誌を隅々まで読みあさっていた。
現在はAIが選んでくれた「こんなの好きだろう?」というモノ・コト・ヒトを掴まされている感覚。『思いがけず』のワクワク感はない。
イエづくりにおいても外とつながりを持たせていると『思いがけず』出会いがある。浦河町の良いところ。少しだけ興味を持って観察していると小鳥の種別を認識できる。小鳥といっても様々。スズメに始まり、コガラ、ハシブトカラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ…少し大きめではカラスやヤマバト、ヒヨドリ、カケス…そしてキツツキと呼ばれるアカゲラやオオアカゲラ、ヤマゲラやコゲラなんかも浦河ではまちなかで見ることができる。少し喧騒から離れた地域ではキジやエゾシカはそれほど珍しくなくイエのまわりを散策する。今は大人気のシマエナガも十数羽のパーティで訪れる。ワクワクというよりも嬉しくなる。そんなちょっとした事だけど幸せを感じる。
田舎だから得られる幸福!
その機会を享受するために外に視線をおくる。視線を送らざるを得ないように設計する。『思いがけず』視界に入るように。動物達も訪れやすいように植樹などで整えてあげる。この地域に一緒に暮らしているのだから。
そして今では最も『思いがけず』を体験できるのはリアルで会う事。コロナ禍を経たからなのか、年齢的に経験を経たからなのかはわからないけど。どんな話が出てくるのか、どんな共通点が出てくるのかワクワクする。
デジタルではある程度の想定内でしかない。デジタルは過去の積み重ねからの『読み』だから。予期していないがまだ範囲内でおさまる。が、アナログは外から現れる。外から来て琴線にふれる。なぜかはわからない。わからないからワクワクする。
ワクワクを大事にしてヒトと会う。交流する。
そんな今年は多くの出張をするように調整している。実は今日も!
浦河町から
全ての人の人生を 豊かにする仕事を
- 〒057-0032
北海道浦河郡浦河町向が丘西1-539-45 - FAX. 0146-22-3923