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私の夢は、この場所にあった。浦河のゲストハウス「まさご」が教えてくれた、人が集まる“仕組み”の作り方

2025夏のインターンから始めたブログ記事を書いてもらう。現在の学生達は活字離れと言われますが、皆素晴らしいブログを書いてくれています。さくらさんのこの記事は、本人がいつか将来に戻る場所となると感じます。
目的を見失った時に戻る場所。
そんな記事と思います。ごらんください。
私には、自分で決めたやるべきことがあります。 それは、外から来た人たちが仲間を見つけ、地域の人が集う憩いの場にもなる。そんなゲストハウスと飲食店を作ること。
今回のインターンシップで、私はその夢の完成形とも言える場所に出会ってしまいました。 浦河町にある、ゲストハウス・ラーメン屋・銭湯が一体となった「まさご」です。
1.多様な人が交差する、ゲストハウスという名の交差点
「まさご」に集まる人々は、実にバラエティ豊かです。 私たちのようなインターン生やワーキングホリデーの若者。海外からの旅行者。バイクで旅する人。仕事で滞在する人。
初めは同じ境遇の仲間とだけ話していましたが、滞在が長くなるにつれ、ロビーで自然と他の旅行者とも言葉を交わすようになりました。そこは、様々な背景を持つ人々が「浦河」という共通点で繋がる、小さな交差点のような場所でした。
2.この場所の心臓部、「銭湯」という名の交流所
私が「まさご」で最も感動し、自分のやりたかったことはこれだ!と膝を打ったのが、「銭湯」の存在です。
番台で迎えてくれるのは、地域のおじちゃん。そして湯船に浸かっているのは、毎日決まった時間に来る地元の方や、私たちと同じゲストハウスに泊まる仲間たち。
ここで生まれる会話は、本当に自然体です。 地元の方と挨拶を交わし、世間話をする。仲間とは、湯船で恋愛相談をしたりもしました(笑)。
外から来た若者と、地元に住む人々が、裸の付き合いを通して自然に交流する。 これこそが、私が作りたかった「地域の憩いの場」と「外の人が地域と関わる場」が両立した、理想の空間でした。
3.この人がいるから。「まさご」の心、大久保さん
この素晴らしい場所は、経営者である大久保さんの人柄そのものだと、滞在中に何度も感じました。
誰にでもフレンドリーに話しかけ、インターン生を遊びに連れ出してくれたり、時には送り迎えをしてくれたり…。 大久保さんのような、新しく来た人を積極的に受け入れ、面倒を見てくれる「地域のハブ」となる存在が、地方には必要不可欠なのだと痛感しました。
私の夢の実現にも、こんな風に人を惹きつけ、安心させてくれる人間性が何より大切だと、背中をもって教えてもらった気がします。
4.まとめ:一人では作れない。素敵な「支え合い」の形
浦河に来て、私は自分のやりたいことの具体的なイメージを得ることができました。 しかし、それ以上に大きな学びは、「その夢は、私一人では決して実現できない」という気づきです。
神馬さんが、私たち若者を浦河に連れてきてくれる。 大久保さんの「まさご」が、温かい居場所となって支えてくれる。 そして、町の方々が、細やかな優しさで私たちを受け入れてくれる。
それぞれが役割を持ち、支え合うことで、初めて一つの温かいコミュニティが生まれる。 浦河町で見たこの素敵な関係性を、いつか私も自分の故郷で作りたい。
心からそう思えた、大きな一歩となる体験でした。
浦河町から
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