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浦河の出会いで気づかされた“自分の価値”

浦河の出会いで気づかされた“自分の価値”

2025夏のインターンシップで来てくれたさくらさん。とても善き経験をされたようです。

インターンシップとは、学生が社会に出る前に、企業や組織で実際の仕事を経験できる就業体験プログラム。

と定義されています。ウチは工務店なので建築作業と思われるのですが、ウチでは『ウチとマチを広報する』という事でウチについて、マチについてをレクチャー・アテンドして知ってもらい記事を書いてもらいます。ウチで働くという事はマチで暮らすということ。

その暮らすという中で大切なことは、他人と仲良くなる事です。浦河はコミュニティが密接に絡みあっています。ゆえに自分が知らずとも、他人が自分を知ってる事はよくあります。だから仲良くなって知るという事が大切です。合う合わないも知らずには判断できません。

そんな人づきあいについての記事です。


「一人で学ぶ!一人でいく!」 神馬建設でのインターンシップに臨むにあたって、私はそんな風に肩に力が入っていました。
しかし、その決意は良い意味で初日に裏切られることになります。 滞在先であるゲストハウスのロビーに出た私にかけられた「出かけるけど、一緒に行く?」という一言。ここから、私の想像を遥かに超える、たくさんの出会いが始まりました。
今回は、神馬さんからの言葉や学びと同じくらい大きかった友人たちのお話をしていきます。

輝く仲間たちと、私の自己嫌悪
私が滞在したゲストハウスには、神馬建設のインターン仲間だけでなく、浦河町のワーキングホリデー制度で来ている様々な若者が集っていました。
みんな、私にはないものをたくさん持っていて、本当にキラキラして見えました。 高学歴だったり、堂々と就活の話をしていたり、話が抜群に面白かったり…。
そんな素敵な仲間と過ごすうちに、私は中学時代に陥った自己嫌悪の沼に、また足を取られそうになっていることに気づきました。 「みんなすごいな。それに比べて、私なんて何もないな…」 「きっとみんな頭が良いから、私みたいなつまらない奴にも優しく話してくれているんだ」 そんな風に、心を閉ざしかけていました。

2. 「私」のままでいい、という気づき
しかし、それは私が勝手に作り上げた劣等感でした。 みんなは、私の学歴や経歴ではなく、「私」自身と話す時間を楽しんでくれていたし、私自身もそうだったのです。(実は事細かに覚えている内容の会話は特になく終始楽しかっただけと言っても過言ではありません…)
育ってきた場所も環境も全く違うのに、そんな違いは関係ないくらい、ただ笑い合える。そんな時間の中で、私は少しずつ自分を肯定できるようになっていきました。
お年寄りに囲まれて育ち、同世代の友人が多くなかった私にとって、「また会いたいね」と言い合える仲間が一度にたくさんできたことは、今も夢のようです。 この出会いを通して、人と比べる必要はないこと、私には私の価値があることを、ようやく信じられた気がします。

「眠くなったら帰る」が教えてくれたこと
もう一つ、私にとって衝撃的だった出来事があります。 到着初日の夜に開かれた飲み会でのことでした。
「飲み会は最後までいなければならない」 なぜか私の中に根付いていたこの謎の価値観。「人間関係のために頑張らなくては…」と気負っていた矢先、一人の子が「眠くなったので帰ります」と、あっさり席を立ったのです。
眠くなったら帰る。 当たり前のようで、私にはなかったその選択肢に、感動すら覚えました。そして、私も真似をして、心地よい眠気と共に部屋に戻りました(笑)。
この経験は、私に大切なことを教えてくれました。 それは、自分を縛っているルールの多くは、自分が勝手に作っているに過ぎないということ。そして、「そう言える・できる」という心理的安全性の高い環境が、人を自由にするということです。
「チャレンジできないのは自分のせいだ」と責めてしまいがちですが、もしかしたら、環境を変えるだけで、驚くほど簡単に一歩を踏み出せるのかもしれません。

最後に
神馬建設のインターンは、私に建設の学びだけでなく、かけがえのない仲間と、自分自身を見つめ直す時間を与えてくれました。そんな出会いの「場」を用意してくれた神馬さん、そして浦河町には感謝しかありません。
まさか、友人との思い出がインターンで一番印象に残るものになるとは、来る前の私には想像もできませんでした。
みんな、本当にありがとう。
(次回は、みんなと過ごした最高に楽しかった時間について書こうと思います!)

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