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もう戻れないと思っていた“ちょうどいい夏”がここにあった

もう戻れないと思っていた“ちょうどいい夏”がここにあった

次の世代へより善くのこすため。

なぜここで事業をし続けるのか?と聞かれることがよくある。その答えとして「この地域はよい場所だから。次の世代へより善くのこすため」と言っている。手つかずの自然が近くにあり、多様な食と文化がある。なによりしっかりと四季がある。冷涼な夏、温暖な冬というとても楽に住みやすい。

実は現代においては少なくなってきていると感じる。本州はどこも酷暑となり、豪雨被害がおこり、冬は偏西風の蛇行によりいたる箇所でドカ雪が降る。希少性は価値となる。

2025夏のインターンシップできてくれたミヤビさんは東京生まれ、東京育ちの大学生。8日間滞在して感じたことを記事として書いてくれています。とても「らしい」視点からの気づきは、大人達が知るべき視点であると感じます。


天気予報で毎年のように「今年の夏は災害級の暑さ」「不要不急の外出は避けましょう」と言われるように、日本の夏はとても暑い。また、SNS上では「もう子どもの頃の(ちょうどいい暑さの)夏には戻れないのか」「季節の中で夏が一番好きと言っている人は、今の夏じゃなくて今から数十年前(自分の子どもの頃)の夏が好きだって言ってるんでしょ?」といった趣旨の投稿を目にしたことがある。もう日本では、昔のように気軽に外に出て夏を満喫することができないのではないか、と思っている人に浦河町を訪れて欲しいと思う。
当然日差しが降り注ぐため、浦河町でも全く暑くないわけではない。しかし、海が近いため風がよく入ってきて、汗をかいてもすぐに乾く。ジメジメとした水分が乾燥しない暑さではなくカラッとした暑さである。実際私は、日中インターン中のフリーの時間に自転車で2時間ほど外を移動しても暑さで辛いと思うことはなかった。
また、この町では夏の季節でも外を散歩をすることができるのもありがたいと思う。私は、歩く習慣を大事にしておりできるだけ歩きたいと思っているのだが、東京の夏は昼も夜も暑すぎて、その時期はなかなか歩くことができない。歩きたいのは、少しでも体を動かす習慣をつけたいというのもあるのだが、NHKの番組「チコちゃんに叱られる」で、歩くとアイデアが浮かびやすいと聞いたことがあるからだ。
アイデアを出すために散歩をしていた偉人は数多く、進化論で知られるダーウィンは1日4回も散歩をしていたり、ベートーヴェンは曲を思いついた時にメモが出来るようにペンと紙を持ちながら散歩していたりしたそうだ。そもそもアイデアを閃くには実際に経験した事、読書などで得られた疑似体験&知識などが脳に蓄えられてそれらが結びつくことで生まれる。アイデアを生み出すのは大脳の前頭前野だ。前頭前野は、新しい記憶を選んで海馬を通じて大脳皮質に保存したり、古い記憶を引き出したりする役割を持っている。机に向かって必死に考えているときは前頭前野が働きすぎてしまい、逆にアイデアは出にくい。でも、ボーっとしているときや歩いたり体を動かしたりしているときには、前頭前野が少し休むことで記憶同士が自然に結びつきやすくなり、それがひらめきにつながるらしい。浦河町は、本州に比べ涼しい夏、そして北海道の中で冬は暖かい方なので、どんな季節でも散歩をすることができる。そのため、何かに困っているとき、目の前の問題に行き詰まったとき、マイナス思考に陥り卑屈になっているときなどは、外に出て一度歩いてみると新たなアイデアが閃いたり新たな視点がみつかったりして現状を打開することができるかもしれない。
(余談だが私はフリーの時間にSpotifyで音楽を流しながら適当に町を歩いていたら、小6・中2の頃にハマって以来ほぼ触っていなかった「文豪ストレイドッグス」を7年ぶりに前触れもなく無性に触れたくなって自分でもびっくりしている。東京の自宅に帰ったらまず文ストの再履修をしたいと考えている。)

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