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やり方の前に、思考~思考法の重要性~
やり方の前に、思考
とは、日本一の工務店と言われるシンケンさんの迫社長の言葉。考えてやったからやり方がある。考えの部分が異なるとやり方は異なる。という事であるとも考えます。だからこそ考え方が大切である。
思考には垂直思考、水平思考、試行思考を意識したら良いとは、木下斉さんが言っています(note 「まちを変える人に」共通する3つの思考法より)。コレは色々と使われているなと思いまして、ものづくりにおける思考について。
思考法の多くは「垂直思考」です。どんどん掘り下げていくという縦方向に深めていきます。「なぜ」を繰り返してロジックツリーを形成していきます。つくって考える。ウチの仕事の大半は『イエの困りごと解決』です。なにかしら不具合がおきてそれをカイゼンするためです。故に不具合が「なぜ」起きたのか?を考えなくては根本的には治らないので、思考します。いわば逆算的に。そのうえで施工します。その思考が間違っていればすぐは良くても、近い将来にまた再発します。その積み重ねが知識となっていきます。知識が積み重ねられてゆくとパターン化されていき、思考をあまりせずともできるようになります。
「水平思考(ラテラル・シンキング)」とは、自分なりに推論を多様に行い、他の人が考えないような推論を導き出して、それが本当か、嘘か、全く関係ないか、といった反応をもとに推論をさらに勧めていくということです。例えば天井の雨漏り。実際にあった例です。天井から雨漏りがするというので屋根を点検してもわからない。ピンホール(針で開けたような小さな孔)すら見つからない。しかし、かなりの量が入ってきている。ハゼ(屋根板金でつかんでいるところ)からなのか?谷からなのか?と色々と考え探して見つけたのは破風包みからでした。3cmの幅で巻き込んだ1.5cmの部分に風がついて荒天となった時に吹き込んで入り込んでいました。そこから小屋裏に入って電線線を伝っていってました。入り込んだところから1m以上中なので想像外でした。想像の外、枠の外にでて仮説を立てて思考することの大切さを知りました。だからこそ仮説を立てて「水平思考」と「垂直思考」を組合せながら思考してやってみる。やってみて検証する。例のような案件であれば開けて確認するのも一つです。必ず痕跡がのこるので。思考してぶつけることが大切なのです。
「試行思考」はやってみて確かめる。試行は次の新しい思考を呼んできます。試して考えるのです。試すのだから小さくしたい。そのためにも「垂直思考」「水平思考」をガンガン往復させて回すことが必要なのです。試行の後に思考することが大事です。できた!できなかった!ではなく「なぜ」が大事なのです。その「なぜ」が次の思考の糸口となる事が多いのです。さらに次の試行にもつながります。過去の試行ともつながります。「試行思考」こそが思考の核であるとも言えます。
思考だけでは何も生みません。やみくもにやってみても産み出すことはできません。思考のうえでの行動が大事なのです。
ウチでは思考することを大切にしています。そしてチャレンジする事も!
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