とは、宮崎駿監督の言葉。

40歳を越えてくるとよくわかる。面倒な事ってやり続けなくてはいけない事だったりします。例えば家事。毎日しなくては汚れたり、居心地が悪くなる。自分がしないのなら家政婦を雇うなどお金がドンドンかかる。それは仕事への時間が増えていくのでQOL（Quality Of Life：人生の質）は下がる。

面倒なことを言い換えると手間。手間とお金を置き換えることができれば良いが、お金を稼ぐ為に時間をかけるのであれば、手間に時間を使いお金は別のモノへ使った方が良い。

お金は価値を交換するためのモノ（貨幣）であるだけであり、お金自体には何も価値はない。そして時間はどんな人でも平等に1日24時間である。時間を有効的に使うためにお金を使うというのは価値交換であると思います。

イエに関してはどうでしょうか？

価値は何かという定義がそれぞれであると思います。ですが大きく分類すると【商品価値】と【使用価値】です。【商品価値】はモノとしての価値なので、ステータスとしての価値。【使用価値】は使い勝手や居心地の良さなど使うにおける価値。それは家とイエの違いと定義しています。建物と帰る場所との違いです。

ウチのイエづくりは【使用価値】を大切にする事で『帰りたい場所』へとなると考えています。

• ほっとできる場所
• 冬は暖かく、夏は涼しい場所
• 籠って集中できる場所
• 安心して泣ける場所
• 美味しく楽しくなれる場所

など時と場合によって【使用価値】は変化するのでそれを包含できるように色々な場所があると自分のイエであれば『帰りたい場所』、お客さんとして訪れたイエであれば『帰るには名残り惜しい場所』と思えるイエづくりをしています。イエで過ごすことでQOLが大きく上がる。それを維持していくことが更に大切だと思っています。そのためのちょっとした手間。それは日々の家事だけでなく、窓拭きや床拭き、レンジフードの掃除や換気のフィルター清掃、雑草取りや草刈りもあると思います。その手間は時間がかかるのですが、あまりお金はかかりません。それを家族で少しずつ楽しんでやっていくとQOLは上がります。そしてそのかけた時間は愛着へと変化するものです。その体験は『帰りたい』と思えるようになると考えます。

一緒にイエづくりしませんか？