1年ぶりに訪れた浦河町。滞在先である「まさご」のオーナーである大久保さんと再会して開口一番に掛けられたのは、「なんだか大人になったな」という言葉でした。
その時は深く意味を聞かないまま1週間を過ごしましたが、最終日に神馬さんからも「大久保さんが言っていた意味が、分かったよ」とメッセージをもらい、私は「私の中で、何が変わったんだろう?」と深く考え始めました。
まず思い当たったのは、見た目の変化でした。
1年前の私は、「誰からも可愛いと思ってもらえる自分」を作ることが好きで、おしゃれをして飾ることに夢中でした。けれど今の私は、「無理なく、素の自分でいられること」「素の自分が美しく見えること」を大切にしています。
それは決して手抜きではなく、「自分が一番心地よく、楽しめる姿でいたい」という強い意志の表れです。
外見だけでなく、心の中でも「素」でいることの楽さを知りました。
思い返せば、昨年のインターンで同年代の仲間と深い関係を築けたことがきっかけでした。それまで感じたことのない「素の自分のままでいていいんだ」と思える安心感を知り、そこから少しずつ、自分の本当の気持ちを隠さず言葉にできるようになりました。
もちろん、「素でいる」というのは、思ったことを何でも好き勝手に口にすることではありません。「私はどうありたいか」を常に自分に問いかけながら言葉を選ぶようになりました。
知的に振る舞いたい時は軽率な発言を控え、打ち解けたい時は自分から積極的に話しかける。誰かのための「作り物」ではなく、「なりたい自分」を自分で選んで意識するようになったのです。
そのおかげで、後悔が圧倒的に減り、「今の自分が好きだ」と素直に思えるようになりました。
素直でいたいという私の軸が、日々のライフスタイルや服装にも現れるようになりました。
TPOを守りつつも自分が一番過ごしやすい服を選び、過度なメイクを削ぎ落とす。挑戦したい時は思い切り挑戦し、休みたい時はちゃんと休む。「無理はしないけれど、逃げずに挑戦する」という今の私の立ち振る舞いこそが、大久保さんや神馬さんの目には「大人になった」と映ったのかもしれません。
決して「飾ること」を否定したいわけではありません。たまには目いっぱいオシャレをしてお出かけしたい日もあります。大切なのは、基本に「自分らしく好きに生きる」という軸があり、自分のペースで「休む」ことも選べるようになったことです。
一人で考えているだけでは、この1年間のゆっくりとした自分の変化に気づくことも、こうして言葉にすることもできませんでした。自分一人で抱え込むと、時に苦しくなったり、思考が行き詰まったりしてしまうからです。
浦河町には、神馬さんや大久保さんのように、外から来た若い世代を温かく受け入れ、そっと見守りながら成長に気づかせてくれる人生の先輩たちがいます。そんな素敵な街だからこそ、私は安心して自分と向き合い、心地よく思考を深めることができました。
自分自身の小さな変化に気づかせてくれ、前を向くきっかけをくれたお二人に、心から感謝しています。