こんにちは、神馬建設さんのインターンに参加させていただいたそらです!
今回は、浦河町でのインターンを通して考えた「自立」について書きたいと思います。
私は今回、地方での暮らしに興味があり、北海道浦河町でのインターンに参加しました。親戚が東京に住んでいることもあり、これまで地方を訪れる機会があっても、観光地を巡ることがほとんどでした。家族や友達がいない知らない土地で過ごすことには不安もありましたが、自分の知らない場所で生活してみたいという気持ちが勝ち、参加を決めました。
実際に浦河で過ごしてみると、想像していた以上に毎日が楽しく、町を巡ることが日課になっていました。普段は家でSNSを見て過ごす時間も多いのですが、浦河では町を歩いたり、気になったお店に入ったりすることに夢中で、SNSを開くことさえ忘れてしまう日もありました。
一方で、マスカラリムーバーを切らしてもすぐに買えなかったり、キャッシュレス決済が使えない場所が多かったりと、不便さを感じることもありました。実際に生活してみたことで、地方で暮らす魅力だけでなく、自分にとって便利さも大切な要素なのだと気づきました。
そんな今回のインターンで、特に印象に残っている言葉があります。それは、神馬さんの「自立とは、依存先を増やすこと」という言葉です。
私はこれまで、自立とは人に頼らず、一人で何でもできるようになることだと思っていました。誰かに頼ることは、まだ自分一人ではできないことがあるということであり、できるだけ自分で解決できるようになることが自立なのだと考えていたからです。
しかし、この言葉を聞いて、自立に対する考え方が少し変わりました。
例えば、今いる場所が自分に合わないと感じたとき、頼れる場所や人が一つしかなければ、そこを離れることに不安を感じるかもしれません。ほかに頼れる場所がなく、今いる環境にとどまるしかないと思ってしまうこともあると思います。
一方で、頼れる人や場所、選択肢がいくつもあれば、「ここが合わなかったら、別の場所に行ってみよう」と考えることができます。誰かに相談したり、別の環境に身を置いてみたりすることも、一つの選択肢になります。
そう考えると、自立とは必ずしも一人で何でもできるようになることではなく、自分に合った環境を選べることでもあるのではないでしょうか。人に頼ることと自立することは、反対のものではないのだと感じました。
この考え方は、知らない土地で過ごすことに不安があった私にとって、特に印象に残りました。慣れた環境にいる方が安心できますし、知らない場所に行くには勇気も必要です。しかし、慣れた場所だけにとどまっていたら、自分に合う場所や新しい可能性に気づけないかもしれません。
今回、浦河町を訪れたことも、自分の選択肢を増やす経験になったと思います。実際に過ごしてみたからこそ、画面越しに調べるだけではわからない町の雰囲気や、そこで暮らすことの楽しさ、不便さを知ることができました。地方での暮らしが自分に完全に合っているのかは、まだわかりません。それでも、実際に経験したことで、自分に合う暮らし方を考えるための新しい視点が増えました。
今回のインターンで撮った約700枚の写真を見返すと、一つひとつの出来事だけでなく、町のゆったりとした雰囲気や、時間がゆっくり流れていた感覚がよみがえります。そこで得た経験や気づきは、これから自分がどこで、どのように暮らしたいのかを考えるうえでも、きっと役立つと思います。
これからは浦河町だけでなく、ほかの地方にも足を運んでみたいです。さまざまな場所を知り、人とのつながりを増やしていくことで、自分に合う環境や新しい可能性を見つけられるかもしれません。
自立するために、すべてを一人でできるようになる必要はない。自分に合わない場所から離れることも、誰かに頼ることも、別の場所に挑戦することもできる。そのために、頼れる人や場所、選択肢を少しずつ増やしていくことが大切なのだと思います。
浦河町でのインターンは、地方での暮らしを知るだけでなく、自分にとっての自立とは何かを考えるきっかけになりました。これからもさまざまな経験を重ねながら、自分の居場所を一つに限定せず、自分に合った暮らし方を見つけていきたいです。