こんにちは!この夏、インターン生として浦河町に飛んできた、宅浪したことないたくろうです!
突然ですが、みなさん、最近建てられている一軒家の形をじっくり見たことはありますか?
見たことがある人なら、一度はこう思ったはずです。
「……なんか、どれも似てない?」
そうなんです。最近の一軒家は、ほとんど似たような形をしています。どのハウスメーカーや工務店が建てたのか、ぱっと見では分かりません。正直、あまり個性がないなと僕は感じています。
この話題は、神馬さんが持ちかけてくださったもので、聞いた瞬間「それ、めっちゃ分かります!」となりました。
ここから先は、僕の偏見がたっぷり含まれています。
……と、これは冒頭でも言っていましたね。失礼しました。
ハウスメーカーがつくる家は、最近どれも同じような見た目です。つくりやすい、コストを抑えやすい、利益を出しやすい。そんな理由があるのかもしれません。
でも、それでいいのでしょうか?
僕は、いいとは思いません。
もし、あなたが新築の一軒家をハウスメーカーに頼んで、できあがった家が他の家と大差なかったらどう思いますか?
「悪目立ちしなくていいじゃん」という人もいるでしょう。「このデザインが好きだから、これでいい」という人もいると思います。
そんな中、僕は今から、一人でも多くの人を「こっち」サイドに引き込みたいと思っています。
家が建ち並ぶ町に、あなたの家を新しく建てることになりました。ハウスメーカーに頼んで、です。
完成したので見に行くと、そこにあったのは既視感しかない建物でした。「これがあなたの家の外観です」と言われます。
そのとき、「自分は何のために家を建てたいと相談しに行ったんだっけ?」と思いませんか?
家を建てたいと思ったとき、少しは考えるはずです。外観はこうしたい、内装はあんな感じがいい、と。本来はそこが一番楽しいところです。その楽しさが半分になってしまうかもしれません。
自分の家です。ある程度、好きなようにつくっていいんです。見た目を他の家に合わせる必要はありません。
とはいえ、ハウスメーカーさんを悪く言いたいわけではありません。コストを抑える工夫の結果として、似た家が増えているのだと思っています。気を悪くされた方がいたら、ごめんなさい。
話を戻します。
やっぱり、自分で考えた工夫を一つは入れたいですよね? ですよね!
その楽しさを、ハウスメーカーにそのまま期待するのは難しいかもしれません。だから、地方の工務店や、ハウスメーカーの中でも要望をしっかり聞いてくれるところを選ぶのがいいと思います。
家は、何十年も人が暮らす場所です。このインターンで学んだのは、一世代だけでなく、次の世代も住めるように設計することの大切さでした。
つくって、壊して、またつくる。それより、変化を加えながら、壊さずに住み続けられる家のほうがいい。そのためには耐久性や住みやすさも欠かせません。
自分たちの住む家を自分たちで考え、建築家と相談しながら決めていく。それは自分たちのためだけでなく、次の世代や、変わっていく環境に対応するためにも大切なことだと思いませんか?
僕はそう思います。
ただ、設計はそう簡単ではありません。お客さんの希望にすべて頷くだけでは、本当に良いものはつくれないんです。希望をしっかり聞いたうえで、「それは流石にやめておいたほうがいいですよ」と、別の提案をすることも必要になります。
理屈で説明しても、気持ちの面で受け入れてもらえないこともあるでしょう。結局、どこまでいっても人と人。うまくいくときも、いかないときもあるんだと思います。
普段は考える時間がなくて、思っても流してしまっていたことを、じっくり考えるいい機会になりました。ここまで読んでくださって、ありがとうございます! ほかの記事もぜひ読んでみてください!
忘れるところでした。1本目の記事で「別の記事で書きます」と言っていた、窓の話です。
窓というと、ほとんどの人が透明をイメージしますよね。僕もそうでした。
ところが、浦河の一軒家を巡っているうちに違和感を覚えました。窓が薄茶色、オレンジっぽい色をしているんです。
こんな色の窓は初めて見たので、「なんだこれ?」となりました。
調べてみると、これは Low-E(ロウイー)ガラス というものでした。2枚や3枚重ねたガラスの間(空気層側)に、金属の薄い膜をコーティングしてあるそうです。この膜が、室内の暖かさを外に逃がしにくくしたり、夏の日差しの熱を和らげたりしてくれます。しかも、昼間の明るさはしっかり保てるんです。薄茶色やオレンジっぽく見えるのは、この膜の影響だと分かりました。
自分の住んでいる地域では見かけなかったので、どんな地域にあるのか気になって調べると、実は全国で使われているそうです。
また一つ賢くなりました!