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人が生きるマチづくり

人が生きるマチづくり

神馬建設の2026年春のインターンに参加しました。大学で建築を学んでいます。山口です。

浦河というマチに訪れたとき、初めに真っ先に感じたのは「生き物と人がちょうど良い距離感で共存している場所だ」ということでした。広大な海で育った海産物、空を飛び交うカモメやトンビ、北海道の豊かな土壌で育つさまざまな食べ物、山に住む多種多様な生物、そして馬。東京人からしたら非日常な対象が、浦河では日常の風景に自然と溶け込んでいました。
道路を走っていると馬や鹿と出会うことがあります。そんなときは、車が止まり、動物が優先されます。急かしたり追い払ったりするのではなく、動物のリズムに合わせて人が動くという光景は、都市部ではあまり見られない浦河ならではの優しさだと思いました。

食の面でも、浦河は自然と共に暮らすマチであると強く感じさせられました。日高昆布を使ったアレンジ料理や夏イチゴをふんだんに使ったスムージー、北海道産小麦でつくられたパン。どれも地産地消が当たり前のように根付いていて、土地の恵みをそのまま味わえることから、食べ物を通してもこの町が自然と深く繋がっていることが伝わってきました。

一週間という短い滞在ではあったが、浦河の魅力は一度では回りきれないほど豊かでした。その数えられない魅力の中でもとっておきの魅力は、先ほど書いた「生き物と人の距離感」ともうひとつ、「浦河のマチに生きる人」です。数回通っただけで顔を覚えてくれて、おまけでスコーンをくださるパン屋さん。インターンで一週間浦河に滞在すると伝えると、自転車にヘルメット、寒くないようにと手袋まで貸してくれた喫茶店の店主さん。朝の山さんぽに連れて行ってくれるゲストハウスのオーナー。
出会う人が皆、「浦河に住んでいる」というより、「浦河を生きている」と感じられるほど、このマチへの愛情がにじみ出ていました。

浦河は競走馬が有名で、マチのあちこちに馬の存在が散らばっています。
大通りの街頭に吊るされた馬のステンドグラス、道に描かれた馬や魚のイラスト、馬がデザインされたマンホールなど。私たちインターン生のような初めて浦河に来た人間にとって魅力的な装飾であるとともに、暮らしの中に自然と馬が溶け込んでおり、マチ全体で大切にしていることが伝わってきました。

今回のインターンで強く感じたのは、神馬建設が浦河のマチづくりを本気で目指しているということです。
神馬建設は夏と冬に全国からインターン生を受け入れていますが、その目的は単なる企業説明や業務体験ではありません。地域密着型も企業だからこそ、インターン生に浦河の魅力を体験してもらい、マチの未来を一緒に考える仲間を増やすことを大切にしているのだと感じました。実際に浦河町に行き、マチを歩き、お店や銭湯、ゲストハウスで人と出会い、暮らしの空気を肌で感じることで、浦河というマチの本質に触れることができます。

インターン生に浦河の魅力を知ってもらうことは、将来の関係人口を増やし、マチの未来をともにつくる仲間を育てる取り組みでもあります。単に家を建てるだけでなく、そこに住む人が地域の人々とともに浦河に生きていくことが、神馬建設のマチづくりの本質なのだと思います。

浦河で過ごした一週間は自然と人がちょうどよい距離感でともに生きる「マチ」の姿を教えてくれました。そして、神馬建設が大切にしているのは、その「人と自然が共存する暮らし」を未来へつないでいくことだと私は感じました。
建物ではなく、暮らしをつくり、人が生きるマチをつくっていく。
その神馬建設の姿勢に触れられたことは、私にとって何より貴重な経験でした。

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