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地域と工務店の持続可能性

地域と工務店の持続可能性

インターン生と2週間一緒にいる間で3回まちと地域としてとんがりロード(浦河〜様似〜えりも〜広尾)を周遊しながら、成り立ちや産業を説明すると共に体感してきた。まちを知るにはそのまちだけでなく近隣との相違を知ることでより浮き彫りとなるとの考えからだ。

産業的には基本日高振興局内においては競走馬と海産物。海産物も昆布やカニ、オヒョウ((巨鮃、大鮃 halibut)は、カレイ目カレイ科オヒョウ属の海水魚であり、形状や生態はヒラメに似ているものの1mを超える大型のカレイの仲間)であるが、地域によって異なってくる。この相違を持って住まうための要素を見つけ、建築に活かす事が『らしさ』を持ち合わせたイエの骨格になるものと考えている。

『らしさ』を持ち合わせたイエは、言いかえると「地域の風景を代表するイエ」。僕たちは提言する必要があると考え、シンカを続けている。『らしさ』をつくる事で地域の魅力を訴求しやすくなるためである。

昨年は色々と出張をさせてもらったのだが、行った先々の大半の家は「どこでも見たことのある」家である。ハウスメーカーであったり、そこから学んだ家。住宅地によっては分譲された年代もハッキリわかる流行に左右された家。

ハウスメーカーを直訳すれば、「建物製造」であるから基本「スクラップ&ビルド」が是である。ビジネスモデルとしては今を捉えて販売し、消費させて次のフェーズでまた販売する。

しかし地域工務店はそれはできない。地域に根ざしているから、一緒に地域に住んでいるから。今ではなく将来に良かったと言ってもらえるイエづくりを考えている。将来も僕たちは一緒に住んでいるから。その時にパッと売って、その売ったお金でまた建てる事ができるならば良いが、そうはならないと考える。

日本が2030年に現在の二酸化炭素の削減量をクリア出来ているとは思えず、そうなると世界から「スクラップ&ビルド」なんて!とバッシングが来てやっとやめる。もしくは人口減少、特に生産年齢人口が激減している中でストック住宅のあり方をもっと問われる。

そのあたりを考えても、この地域は課題先進地域。ゆえにストック住宅に関してももう表出しているのだから、その解決方法を見出し、提示していくことが地域と地域工務店の持続可能性をつくりだすものと考えます。

一緒にイエづくりしませんか?

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